当サイトにお寄せ戴いたメールを公開します。
*送信された方のメールアドレスはネット上で公開されているものを除き、伏せさせて戴きました。
*フリーメールに添付されてくる広告部分は削除してあります。ご了承下さい。
*上から戴いた順になります

・ざらめ氏より 1
shino氏より(上記のざらめ氏に対する返答がcc(カーボンコピー)で送信されてきましたので、こちらへ掲載します。)
ざらめ氏より 2

件名 : アルヴヘイムの唄その他引用の問題について
日付 : Wed, 26 Feb 2003 16:17:29


検証サイト管理人橋本様

こんばんは、
今回はdでもない方を相手どられてしまったようですね…。
シノタンとのやり取りを拝見しました。
常識というものを激しく違う意味で超越されてますね。

実は、シノタン宛てにリーファンとしてメールを送りました。(以下)
まともな対応など期待はしませんが、
公開されるというのが本当ならそうしてもらおうかと。
稚拙な駄文を勝手にお預けするのも申し訳ない思いですが、
あまりに悔しい思いを
直接に望むなら言ってやりたかったというのが本音です。
勝手に利用してしまったことになりますが、
その点は幾重にもお詫び申しあげます。

ざらめ
**********@hotmail.com


----------------------------------------------------------------
shinoさま

はじめまして。今回、渦中であられることで
並々ならぬご苦労をされていることでしょう。
全てではありませんが、お察し申しあげます。

私は、タニス・リーのファンであり、
コンテンツについてリーの盗作疑惑がある、と
穏やかならないお話を聞いたときは…
ショックでなりませんでした。
しかしネット上での糾弾は中傷交じりであることも
多々あることは存じております。
そのため"盗作疑惑について懐疑的"な視点で
「アルヴヘイムの唄」を閲覧させていただきました。
ですが、この件については残念過ぎます。
”騒ぎになるのも無理ないこと”という印象を持ちました。
酷なことを申しあげるのは気が進みませんが、
これほどにリー作品を改悪されるとは、と思うと
ふるえが止まりません。

リーの作品の中にもパロディはあります。
「ロミオとジュリエット」のパロディ「影に歌えば」、
グリマー姉妹と名乗り、
古今東西の有名な物語をリー風にアレンジした
「血のごとく赤く」などがそれです。
しかし「影に歌えば」は元がシェイクスピアであり、
英国著作権法では死後70年の著作権継承となりますので、
それは切れてはいます。そしてあまりにも知られた話であること、
描かれ方などリー独自の解釈とアレンジの完成度が高いため、
パロディ作品として愛されているのだと思われます。
その完成度の高さを支えているのはリーの原作に対する深い理解と、
リー自身の大変貴重なオリジナリティに他なりません。
「血のごとく赤く」は出典が明記されての著作です。
リー自身も自作の中に詩の引用をしますが、
その際は必ず詩に引用元の付記がされております。
ましてリーは今も活躍中の現役作家です。
「銀色の恋人」は昨年、アメリカのミラマックス社が
映画化権を獲得しています。
リー公式ページでご確認いただけると
お分かりになるかと思われます。
TanithLee.com http://www.tanithlee.com/

またお書きになったものでお金を取るか取らないか、
それを生業とするかしないかが問題でもありません。
著作権は確かに営利のともなう権利ですが、
同時に著作者人格権という著者の名誉を守る権利も付随しています。
著者の名誉はお金でのやり取りは出来ないでしょう。
著作権は売却もできますが、著作者人格権は守られます。
「この人がオリジナルの著作者である」ということの尊重は
されるべきだということです。
ですから著作権が切れた著作についても、
引用元の付記をされないことについては残念ですが
悪質といわねばならないのです。

パロディ・鍵小説の概念が貴女にとってどうあろうとも、
閲覧者にまったく関係ありません。
貴女のされている活動が法的にも道徳的にもグレーゾーンと
ご存知でされていることなら尚更、
発表のあり方への配慮はしなくてはならなかったはずです。
その自覚がありながら、考えが甘かったですみますか?
危うさや毒を売りにされる方もいますが、
それで自滅されかねない違法性のあることに至っては、
芸とも活動とも思えません。

検証サイトさんとのやり取りも閲覧をいたしました。
貴女がどういうご処置をとられますか、それが誠実なものであるかは、
お言葉でなく実際の行動にて確認させていただきます。
なお、これは一応、公開を見越して書いております。
ですので検証サイトさんに同時送信をし、
レスをいただけた場合もその方向でさせていただきますこと、
ご承知置きをお願い申しあげます。

最後に大変長文のメールになりましたこと、
お詫び申しあげます。

ざらめ
**********@hotmail.com
----------------------------------------------------------------


件名 : Re: アルヴヘイムの唄その他引用の問題について
日付 : Thu, 27 Feb 2003 14:52:32


はじめまして
ざらめさま

Shinoでございます。

メール拝読いたしました。

今回の件、本当に申し訳ありませんでした。

ざらめさまだけでなく、タニス・リー氏のファンの皆様に、
今一度深くお詫び申し上げます。

メールでお書きくださったこと、全くその通りと感じ、非常に反省いたしました。
お怒りは全くごもっともと思います。

一部謝罪文でも述べさせていただきましたが、
・氏の著作を、あたかも私の創作になるものとして誤解させるような表現をいたしましたこと、
・「アルヴヘイムの唄」により、氏の作品世界のイメージを傷つけてしまいましたこと、
誠に申し訳ありませんでした。

ざらめさまのご指摘の通りでございます。
率直にお詫びさせていただきます。

貴重なお時間を割いてまでメールを下さいまして、大変申し訳なく思っております。
また、匿名掲示板への書き込みではなく私本人に対しご指摘下さり、有難うございました。


ざらめさまのメールにならい、検証サイトの管理人でいらっしゃる橋本さまにもccさせていただきます。


仰られる通り、言葉だけでは足りないとは重々存じておりますが、
なにとぞ謝罪の意をお入れ下さいますよう、お願いいたします。




件名 : ご返信くださり、有難うございます。
日付 : Thu, 27 Feb 2003 16:07:36


Shinoさま

リーファンとして、お気持ちは理解に努めます。

ただし、私の差し上げましたメールの内容には、
引用のお話もあったかと思います。
詰め寄るようなことは本当は嫌ですが、確認をしたいので。

この件を通じてショックを受けているのは、
リーファンだけとは思われません。
数々の引用元である作品のファンも同様に思われますが?
それはご理解されておられますか?
法律や権利問題以前に、元の作者・作品の名誉を
是非ともこれから守って頂きたいです。
パロディや鍵小説はそのルールにもとづいて成り立つものです。

厳しいことを申しますが、貴女はそのルールを破ったのです。
指摘を受けて引用元を公開したのでは本末転倒です。
このルール違反をして、世間はそれを「盗作」と申すのです。

怒っているでありましょうファンに済まない、
と思っていただくのは間違いではありません。
が、ファンが何故怒るかを理解されておられますか?
著作者・版権者への大変な非礼にもなることとお分かりになりますか?
そして貴女のオリジナルと思われてこの作品を読まれて、
感動された方がリーの作品を読まれたとしたら、如何に傷つくことか。
貴女の表現行為と信じて読まれていたとしたら、
『分かった人がニヤリと笑ってくれたら』で済まない背信行為です。

貴女がもし否定されようとも、
何らかの媒体を使って作品を発表される以上は
生業であるかないか営利であるかないかに関わらず、
一人の情報発信者であり表現者です。それだけの責任を問われ、
最低限のモラルは要求され続けるのです。
これからは貴女と検証サイトさんとのやり取り、また貴女のご活動にて、
不特定多数の閲覧者はそれを確認するしかありません。

個人的には、二度とこのようなことはしないで頂きたい、
という読者の悲しく悔しいこの気持ちを、今後は貴サイト運営のなかで
少しでも酌んで頂きたいと切に願っております。

ざらめ
*********@hotmail.com



トップページへ戻る


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送